上手く行かない人生は心理ブロックが原因?解除する方法とは

こじらせ人生の原因「心理ブロック」とは?

なんか上手くいかない人生は、心理ブロックの影響かも

「夢を叶えたいと努力しながら、いつも直前で諦めてしまうような出来事が起こる」

「やりたい事が沢山ありすぎて、結局どれも未完に終わってしまう」

「今度こそ幸せに、と思ってもまた同じ失恋パターンの繰り返し」

〜こんな、『なんか上手くいかない人生』を送ったことはありますか?
まさに今、そういった人生を送っているという方もいるかもしれませんね。

理想の人生を叶えたいと思い、それに向かって努力してるのに、
なかなか上手くいかない。。

それとは裏腹に、自分の夢をどんどん叶えて成功していく人もいます。

人生が比較的上手く行っている人と、いつも何故か上手くいかない人の違いは何なのでしょうか。
実は努力やモチベーションの問題ではなく、気づかないうちに出来てしまった心理ブロックが原因かもしれません。

心理ブロックとは、願望を達成させない信念体系のこと

心理ブロックとは、夢や願望達成を邪魔するブロックのことを言い、
自分で自覚できるもの(顕在意識のブロック)
自分では自覚できないけど、心の奥底にセットされたもの(潜在意識のブロック)
があります。

心理ブロックにはメンタルブロック、信念体系など、様々な言い方がありますが、
心理学用語では「早期不適応的スキーマ」と呼ばれ、
物事に対する信念体系が、まるで図式のように潜在意識に刻まれ、
自分でも気が付かないうちに不本意な結果を引き寄せてしまうことがあります。

例えば「自分で決めたことは失敗する」という心理ブロック(信念体系)を潜在意識に持っていると、、

上司からの指示で仕事をしているうちは上手くこなしていけて評判も上々。
だが業績が評価されてチームのリーダーに抜擢され、自分で判断をしなければいけない場合になると途端に自信を無くし、
仕事に影響が出てしまう。

といった場合があります。

また恋愛面での心理ブロックも数多く存在し、

・なぜか同じような問題があるパートナーばかりを引き寄せてしまう。

・付き合い始めは上手く行くのに、だんだん親密になると喧嘩が多くなり別れる、というパターンを繰り返す。

といった恋愛パターンも心理ブロックが影響している場合が多いです。

こういった場合に、心理ブロックの解除・書き換えを行い、
状況が目に見えて改善した事例はたくさんあります。

では、なぜこうした心理ブロックが出来てしまうのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。

生い立ち過程での経験が潜在意識に心理ブロックを作る

心理ブロックのほとんどは、子供時代に形成されたもの

この心理ブロック(信念体系)は、成人になってからできる事もあるのですが、
クライアントさんの統計を見ると、
ほとんどは幼少期、養育者との関係性の上にできあがってしまうものがほとんどです。

たとえば、先ほどの「自分で決めたことは失敗する」という心理ブロック(信念体系)ができあがる例としては、

子供時代に、養育者になんでも言うことを聞くように教育され、
たまに自発的に自分の意思で何かをしようとして失敗した時などに、
「言う通りにしないから失敗したのよ!」とこっぴどく怒られた時、
潜在意識に「自分で決めたことは失敗する」という心理ブロックが形成された

といった例です。

『そんなことで心理ブロックができるの?』と思うかもしれませんが、
子供時代の未熟な脳は養育者が絶対的な存在で、
『自分で決めたから失敗したんだ』と親に言われた言葉を短絡的に脳にインプットしてしまいます。

そして大人になって本人はその出来事を忘れていたとしても、
同じようなシュチュエーションに遭遇すると無意識のうちに潜在意識のスキーマ(心理ブロック)が作動するのです。

心理ブロックを解除することはできるのか?

そんな、子供時代に潜在意識に刻まれた心理ブロックなど、
解除することはできるのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんね。

結論から言いますと、幼少期から持っていた心理ブロックを解除することは可能です。

POINT
ですが、表面意識(健在意識)で『解除しよう、解除しよう』としても、
潜在意識の抵抗にあう場合があります。

なぜなら、潜在意識にその心理ブロックが形成されているのは、
そのブロックが保持されている理由、保持理由というものがあるからです。
次の項②で詳しく説明しますね。

心理ブロックの解除方法の手順

①心理ブロックの内容を明確にする

まず、夢や願望達成の妨げになっている心理ブロック(信念体系)を探します。

心理ブロックは、心理学では早期不適応的スキーマと呼ばれ、
脳の中に文言(フレーズ)で記憶されています。

例えば、、

  • メールや電話などの返事がすぐ返ってこないと不安
    『私は見捨てられる』
  • パソコンがフリーズするとすごくイライラする
    『私の要求はすぐに満たされるべきだ』
  • 暴力的なパートナーとばかり付き合う
    『私は攻撃される』

というフレーズで、脳の中に心理ブロック(信念体系)が保存されている場合があります。

こうして問題となっている心理ブロックを、文言(フレーズ)にしてピックアップしていきます。

出てきた心理ブロック(信念体系)を、箇条書きにして紙にまとめておきましょう。

→自分にどんなブロックがあるか知りたい?
心理ブロックチェックリストはこちら

②心理ブロックのメリットを探す

次に、紙に書き出した心理ブロックのメリットを考えてみましょう。

「ん?邪魔だと思っていたはずの心理ブロックに、なぜメリットが?」
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。

POINT
意外に思うかもしれませんが、
心理ブロックを脳が保持しているのには理由があり、
その保持理由は「自分にとって有益だ=メリットがある」
と判断しているからです。

基本的に、脳や潜在意識というものは、
あなたの生存や安全のため、24時間働いてくれています。

心理ブロックと呼ばれる信念体系が脳に保存されている理由は、
その個体にとってメリットがある、と潜在意識が判断しているからです。

ではなぜ、自分では邪魔だと思っていた心理ブロックを、
脳はメリットと判断しているのか?

その多くは自身の安全のため、危険から身を守るためなど、
保持するに値する理由があると、脳が判断しているからです。

例えば、、

「私は見捨てられる」という信念体系があった場合、
「見捨てられないように束縛する、相手にしがみつく」といった行動で無意識に自身の安全を確保しようとします。
(逆に、「見捨てられるくらいなら最初から近づかない」といった行動に出ることもあります。)

上の例で言えば、
『見捨てられないように、束縛して相手にしがみつくことで安全を手に入れる』
という図式が潜在意識の中に存在しています。

「見捨てられる不安」があることで、「見捨てられないための行動を促す」というメリットがあるのです。

ですが、このやり方は多少の効果はあるかもしれませんが、
過剰な束縛が続いたら、相手は遅かれ早かれ、重いと感じて逃げていってしまうでしょう。

そこで、心理ブロックのメリットを満たす、新たな文言(フレーズ)を脳、潜在意識に取り入れることで、
既存の心理ブロック(信念体系)を解除していきます。

③心理ブロックのメリットを満たすフレーズを考える

②で書き出した心理ブロックのメリットを満たす、新たな文言(フレーズ)を考えていきます。

例えば上記の「私は見捨てられる」といった信念体系がある場合、
束縛して相手を縛りつけるより、安定した絆を育んで信頼関係を構築した方が有益ですね。
そこで、信頼関係や絆に関する文言(フレーズ)を使って置き換えをします。

ここでのポイントは、
元々持っていた心理ブロック(信念体系)のメリットを満たし、
新たな文言(フレーズ)を使うことによって更に良い結果が生まれることを、
潜在意識に納得させることです。

POINT
 納得しないと、脳(潜在意識)は書き換えに応じてくれません。

元々あなたの為を思って保持されていた心理ブロックですから、
やみくもに書き換えしようと思っても、脳は頑なになってしまいます。

ちゃんとメリットを満たし、脳(潜在意識)が納得してくれる言葉を考えましょう。

④ERNで心理ブロックの置き換えをする

①で書き出したブロックを③のメリットを満たす新たなフレーズ(文言)に置き換えていきます。

置き換えるためには色々な手段がありますが、
ゆりリバティではERNという手法を用いて置き換えを行います。

ERNとは・・正式名称を「有害エングラムの消去および神経ネットワークの再構成術」

といい、最近医療現場でも使われ始めているリバティウィングス独自の心理テクニックです。

ERNは、軽く目を閉じて楽にしている間にカウンセラーの誘導に沿って進めていくイメージワークのようなものです。
トラウマの追体験など、心理的に負担をかけることはありませんのでご安心ください。

心理ブロックは成り立ちとメリットさえ分かれば解除できる

潜在意識に納得してもらうことが、ブロック解除の要

ご覧いただいてきたように、
心理ブロックやスキーマ、信念体系は、
それができた原因とメリット(スキーマロック)がわかれば、新しい理想的なリソースに置き換えて解除することは可能です。
ポイントは「潜在意識にいかに納得してもらうか」です。

潜在意識はあなたの成長のため、身の安全のために24時間働いてくれています。

そんなスキーマ(心理ブロック)を作っていた潜在意識を味方につければ、
これまで以上に、人生が多元的に開かれていく可能性を持った素晴らしい存在なのです。

心理ブロックチェックシート 心理ブロック診断